保育士試験の難易度

保育士試験の難易度


保育士資格の取得方法

保育士の資格を得るには、指定保育士養成施設を卒業するか、保育士試験に合格するかのどちらかになります。

指定保育士養成施設とはつまり保育系の大学や短大、専門学校がそれにあたりますが、指定保育士養成施設で所定の科目・課程を履修すれば卒業と同時に資格を取得できるので、試験を受けなくても資格取得できるというメリットがあります。

確実に保育士資格を取得したいならこちらの方法が最適ですし、一般的には指定保育士養成施設に通って保育士資格を取得する保育士が多いです。

しかし保育士養成施設に通うには最低でも2年かかりますし、学費も高額です。すでに社会人で仕事をしながら資格取得したい方やあまりお金を掛けられない方には向きません。

ですからそうした方は、保育士試験に挑んで自力で保育士の資格を取得する必要があります。

保育士試験を受けるには受験資格を満たしている必要があります。受験資格について詳しく知りたい方は、

保育士試験の受験資格

の記事をご覧ください。

保育士試験の合格率

試験を受けて資格を取得するとなると、その難易度が気になりますよね。保育士試験の合格率はどれくらいなのでしょうか。

実は、保育士試験の合格率は2割程度です。

平成25年度:17.4%
平成26年度:19.3%
平成27年度:22.8%
平成28年度:25.8%

と徐々に上がってきてはいますが、それにしても厳しい数字であることには変わりないですね。

筆記試験に合格するのが難しい

保育士試験には筆記と実技があります。このうち合格率の低さに大きく関わっているのが筆記試験であり、多くの人が筆記試験に苦戦しているようです。

どうして筆記が難しいのかというと、その原因は科目の多さにあると言っていいでしょう。

保育士試験の筆記試験は、

  • 保育の心理学
  • 保育原理
  • 児童家庭福祉
  • 社会福祉
  • 教育原理
  • 社会的養護
  • 子どもの保健
  • 子どもの食と栄養
  • 保育実習理論

と全部で9科目(厳密には教育原理と社会的養護はセットなので8教科9科目)あり、そのすべてに合格しなくてはいけません。

現役の大学生や専門学生ならともかく、働きながら資格取得を目指す社会人にとってはかなり厳しい内容ですよね。9科目すべてを一度で合格するのが難しいため、合格率2割前後という低い数字になっているようです。

しかしこの筆記試験、実は一度合格した科目は3年間有効となっていて、有効期限内にすべての科目を合格すればOKという仕組みになっています。

つまり1回で9科目すべて合格できなくても、3年間掛けて段階的に合格を目指すこともできるんです。

さらには、対象施設において対象期間内に一定の勤務期間及び勤務時間、児童等の保護に従事した場合、最長5年まで延長できるという制度もあります。

合格率のデータではすべての科目を合格した人だけが合格者としてカウントされているため、数年かけて9科目全部に合格した人も含めると、実際はもっと希望の持てる数字になるのではないでしょうか。

数年かけて合格を目指すなら大丈夫!

単純に合格率から見ると、保育士試験の難易度は高めと言わざるを得ません。

ただそれは一発合格を狙った場合であり、数年かけて合格を目指す方針でいけば資格取得のチャンスは十分にあります。

保育士試験の合格率を見て、

「勉強が苦手だから難関資格なら無理かな…」
「やっぱり大学や専門学校に行かないと無理かな…」

と思った方は、一発合格ではなくて2~3年かけての合格を目指してみてください。それなら仕事と勉強を両立しながらの取得も可能だと思います。

資金と時間に余裕があるなら指定保育士養成施設に通う方が確実ではありますが、もし保育士試験を受験して資格取得を目指すつもりなのであれば、長い目で見て計画を立てるといいですよ。

それでもやっぱり一発で合格したい!という場合は、資格スクール・通信講座などを受講するのがおすすめです。独学で勉強するよりも効率的に学べると思います。

保育士試験の対策講座は通信・通学ともに色々とありますから、

で情報収集してみるといいでしょう。