受験資格

保育士試験の受験資格


保育士を目指すルートは2つ

保育士として働くためには保育士資格を持っている必要があります。

国家資格である保育士の資格を取得する方法は、

  • 指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校)を卒業する
  • 国家試験に合格する

このどちらかになります。

一般的には指定保育士養成施設に通って保育士を目指す人が多いです。卒業と同時に保育士資格を取得できるので、こちらの方が確実です。

しかし現役の高校生なら保育系の学校に進学すればいい話ですが、一度社会人になった後に再度4年制の大学や短大に通うとなると、現在の年齢にもよりますがなかなかハードルが高いのではないでしょうか。

それに学費の問題もあります。大学に通うとなると300万~500万は掛かりますし、短大や専門学校でも200万円前後掛かります。これらの費用を工面するのは経済的に難しいという方も少なくないでしょう。

ですから今から大学や短大に通うのは経済的・時間的に厳しいという方や、仕事を続けながら独学で学びたいという方は、保育士試験経由で保育士を目指すことになります。

こちらの方法では試験にさえ合格すればいいので、2年以上かかる保育士養成施設に通う必要はありません。実力次第では半年程度で取得することもできます。

ただし、この保育士試験は誰でも受験できる訳ではありません。受験資格を満たしていないと受験できないのです。

ではどんな条件を満たせば受験できるのでしょうか。保育士試験の受験資格について説明していきたいと思います。

保育士試験を受験するための条件

まず、保育士試験に年齢制限はありません。受験資格さえ満たしてれば年齢は関係なく、30代でも40代でも50代でも受験可能です。

重要なのは最終学歴で、主に最終学歴を元に判別されます。

基本的には、

  • 4大卒の方
  • 短大卒の方
  • 2年以上の専門学校を卒業した方

は受講資格を満たしていると考えていいです。大学中退している場合でも、2年以上在学して62単位以上取得していれば受講資格があります。

そして卒業した学校の学部は問われませんから、例えば保育と全く関係ないような経済学部やIT系の専門学校などでもOKです。保育系の学校じゃなくても大丈夫ということで、この条件をクリアできる方は結構多いのではないでしょうか。

ただ、高卒の方や大学等を2年未満で中退した方はこの条件に当てはまりませんね。

その場合は、

児童福祉施設において、2年以上の勤務で、総勤務時間数が2,880時間以上、児童の保護に従事した者

という条件を満たさなくてはいけません。要は児童福祉施設で2年以上(かつ2,880時間以上)の実務経験を積むことが必要という事です。

ここでいう児童福祉施設とは、

  • 助産施設
  • 乳児院
  • 母子生活支援施設
  • 保育所(保育所型認定こども園を含む)
  • 幼保連携型認定こども園
  • 児童厚生施設
  • 児童養護施設
  • 障害児入所施設
  • 児童発達支援センター
  • 児童心理治療施設
  • 児童自立支援施設
  • 児童家庭支援センター

を指します。

また平成27年4月より対象施設が拡大され、上記の児童福祉施設以外にも、

  • 認定こども園
  • 幼稚園
  • 家庭的保育事業
  • 小規模保育事業
  • 居宅訪問型保育事業
  • 事業所内保育事業
  • 放課後児童健全育成事業
  • 一時預かり事業
  • 離島その他の地域において特例保育(子ども・子育て支援法第30条第1項第4号に規定する
    特例保育)を実施する施設
  • 小規模住居型児童養育事業
  • 障害児通所支援事業
  • 一時保護施設
  • 18歳未満の者が半数以上入所する次に掲げる施設等

などの施設で実務経験を積めば、受験を希望する都道府県知事の認定を受けることで受験資格を得られるようになりました。

※対象施設の詳細については下記のページで確認してください。
受験資格認定基準における対象施設等について|一般社団法人全国保育士養成協議会

つまり高卒の方が保育士試験を受験したいなら、対象施設で合計2年以上・2,880時間以上働けば受験資格を得られるという事になります。

ただし高卒でも、高校の卒業年月日が平成3年3月31日以前の場合は経過措置により受験資格があります。

そして中卒の場合はまた条件が変わり、5年以上の勤務かつ総勤務時間数が7,200時間以上と、求められる総勤務期間が長くなるので注意してください。

資格を取るなら保育士講座がおすすめ

指定保育士養成施設に通わずに自力で保育士資格を取得する場合は、通信講座や通学講座で勉強するのがおすすめです。大学や専門学校に行くよりも大幅に学費を抑えることができます。

では資格スクールについての情報が得られますから、資格取得を検討している方はご覧になってみてください。