責任が重すぎる保育士

保育士の責任の重さが辛い


責任が重くのしかかる保育士

保育士の仕事は仕事内容も待遇面でも色々と辛いことが多いですが、特に保育士の責任の重さが一番辛いと感じている保育士さんも多いのではないでしょうか。

保育士は子供の命を預かるというとても大きな責任を負っています。

事務処理を間違えた、行事で使う小道具を壊してしまったなどのミスなら取り返しがつきます。しかし、子供の命に関わることは取り返しがつきません。

「何か重大な事故が起きてしまって、一生治らない障害が残ってしまったら…」
「最悪、命を落としてしまうような事が起こってしまったら…」

そんな事態を想像しただけで、保育士なら血の気が引いてしまいますよね。もしそうなった時は子供や保護者に対して一生罪悪感を背負っていくことになるでしょう。

仕事で何かあった時に減給やクビで済むならいいですが、それだけで済まされたいのが保育士です。

仕事中は「子供達に何かあったらどうしよう」と常に不安で、一日が終わると「今日も無事何事もなく終わってくれた」とホッと一安心する毎日を送る保育士さんも多いと思います。

緊張の糸を張りつめる毎日は精神的に非常に負担が大きいですよね。これが大きなストレスとなり、結果的に一番の退職理由になってしまうこともあるでしょう。

保育園で起こる事故は保育士だけの責任ではない

保育現場では事故を未然に防ぐために、保育士が常に目を光らせる必要があります。事故を防ぐ工夫や努力を怠ったり、ちょっとの油断から事故を起こしてしまえば当然保育士に責任があります。

しかし、保育園内での事故は保育士の注意力だけでどうにかできる問題でもないんですよね。

園児一人一人へ目が行き届く、余裕をもった人員配置がされていれば保育園内で起こる事故の大半は防げるはずです。

しかし実際には、園児全員を見守るには到底足りない人数で回していたり、保育士一人あたりの仕事量が多すぎて子供に構う余裕がないような劣悪な環境の保育園も少なくありません。

こうした環境だと、例えば保育士一人で20人以上の子供を見ていた時に何かトラブルがあったらその対応に追われて他の子に目が行き届かなくなりますし、お昼寝中に溜まった仕事を一気に片付けようとして睡眠中の見回りがおろそかになったりしてしまいます。

その結果、

  • 転倒による怪我
  • プールや水遊びによる事故
  • ご飯やおやつの際の誤嚥
  • お昼寝中のうつぶせ寝

といった事故が起こりやすくなってしまいます。

子供を預かるという仕事をしている以上は常に目配りをして事故を未然に防ぐのも当然の責務なのですが、その責務を果たすには環境も重要です。

保育士の人数が極端に少なかったり、施設の老朽化や構造上の欠陥がある場合、保育士が努力しても防ぎきれない事態が起こり得ます。極端な話、そんな環境ではむしろ「事故が起こらない事がラッキー」なんです。

しかし、そんな状態であってももし事故が起これば保育士が責任を問われるのです。

しかもタチの悪いことに、そうした劣悪な環境の保育園ほど責任を保育士だけに押し付けて責任逃れをしようとするんですよね。

給料が安くて散々こき使うくせに、仕事の責任は重い。そしていざという時には庇ってくれないなんて最悪ですよね。

というかそもそも、そんな事故が起こってもおかしくないような環境で保育をするという、子供を危険にさらすような事自体が保育士として受け入れられないのではないでしょうか。

保育事故が起きにくい保育園に転職したい

保育士として働く以上、子供の命を預かるという責任の重さから逃れることはできません。それだけ保育士の仕事は重要であり、責任感を問われる仕事なんです。

しかし、必要以上の責任を負わされるのは問題です。事故が起こってもおかしくない環境で働かされて、それでいていざ事故が起これば保育士一人の責任というのはあまりにも酷な話です。

保育士が事故を未然に防ぐ努力をするにも限度がありますから、やはり事故が起こるかどうかは園の環境にも大きく影響されます。

ですから問題点や改善点を訴えても聞き入れてもらえそうにない場合は、もっと安全な環境が整っている保育園に移る事も検討した方がいいかもしれません。

保育士の数が充分に確保されていて、事故を防ぐために色々な工夫や努力をしている優良な保育園もたくさんあります。こうした環境なら必要以上に気を張ることもなく働きやすいですよね。

保育士としての責任の重さが軽くなることはありませんが、リスクは大幅に減らずことができます。それだけでも心の負担はずいぶんと軽くなるのではないでしょうか。

他の保育園へ転職をするなら、保育士専門の転職サイトを使って求人探しをしてみてください。

  • 保育士バンク!
  • 保育ひろば

こうした保育士専門の転職サイトなら、求人先に関する詳しい情報を入手できます。それにコンサルタントも業界に詳しいので、こちらの希望も伝わりやすいです。

スタッフの人数、園の方針、時間外保育の有無など、気になる点があればどんどん聞いてみるといいでしょう。

無料で利用できるので、転職をお考えになった際はまず登録してみることをオススメします。在職中でも登録できますよ。

保育士が抱える責任は子供の安全以外にも

保育士の責任の重さは子供たちの安全に関することだけではありません。保育中の事故以外にも、園内でのいじめについてや、クラスを受け持つという責任もあります。

保護者は子供の安全はもちろん、保育園のみんなと仲良くやっているかといった事も心配ですし、教育に力を入れている園ならきちんと教育が行われているのか気になるものです。

だからちょっと子供の様子がおかしかったり、少しでも気になることがあれば保育士に聞いてきたり、時には保育園に詰め寄ってきたりすることもあります。

誰だって自分の子供が心配ですから、そうした親の期待に応えるのも保育士の役割です。連絡帳に日中の様子を細かく書いたり、変わったことがあればこまめに報告もしていると思います。

それでも保護者の中には保育士の言動を責めてきたり、無茶な要求を突き付けてくる人もいます。そうした親からのプレッシャーも保育士に重くのしかかってきますね。

そしてクラス担任になることで、仕事を辞めたくても年度末までは辞められなくなります。もし途中で辞めたら責任放棄したと保護者からも園からも責められてしまいます。

普通の会社なら1~2ヶ月前に申し出れば基本的にいつでも退職できますが、年度末にしか辞められず、しかも半年前や1年前から言わないとダメというのも保育士の責任の重さの一つと言えるのではないでしょうか。

このように保育士には様々な責任がのしかかります。この責任の重さに耐えかねたのなら、ストレスから体を壊してしまう前に退職や転職も考えた方がいいかもしれません。

ただ、まずはその前にもっとできることがないか考えてみてください。一人で責任を抱え込むのではなく、周りの人に相談してみましょう。先輩保育士や園長に相談してみたら、今の環境が改善される可能性もあります。

そしてそれでもどうにもならないと思ったら、先ほどご紹介したような保育士転職サイトを使って別の保育園へ転職を検討してみてくださいね。