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保育士の仕事を年度途中で辞めたい


保育士の退職のタイミング

仕事を辞めたいと思っている保育士さんを悩ませるのが、退職のタイミングだと思います。

保育士は年度途中で辞められないという、他の仕事とは大きく違う特徴があります。その縛りのせいで仕事を辞めたくても辞められなくて苦しい思いをしているという方も多いのではないでしょうか。

厳密に言うと年度途中でも辞められないことはないのですが、実際に辞めるには様々なハードルが待ち受けています。それを分かっているからこそ退職する時は年度末を待つという保育士さんが多いのだと思います。

保育士が年度途中で辞めにくい理由

そもそも年度途中で辞めにくいのはどうしてなのでしょうか。

クラスを受け持っていた場合は年度途中で担任が変わる

クラス担任は年度始めから年度末までの1年間受け持ちます。ですから年度途中で退職してしまうと、途中でクラスの担任保育士が変わってしまうことになります。

園児からすると慣れ親しんだ先生が途中でいなくなって寂しいですし、それに新しい先生とまた一から信頼関係を築くのもストレスに感じます。

また保護者も子供の性格や体質などを理解してくれていた先生がいなくなり、何も知らない新しい先生に預けることになるのは不安でしょう。

そのため保育園としても年度途中で担任が変わる事態はなるべく避けたいと考えています。

人員確保に苦労する

保育士は年度末まで働く人がほとんどですから、通常はそれに合わせて年度始めから働ける人を数ヶ月前から募集します。新卒も4月入社ですよね。

ところが年度途中で辞められてしまうと、年度途中から働ける保育士を急いで確保しなくてはいけなくなります。

しかし募集を掛けたとしてもすぐ集まるとは限らないし、そもそも4月入職を目標に転職活動する保育士が多いので、年度途中から働ける保育士の数はそう多くないんですよね。

ですから人員に余裕がある場合や新しい保育士を採用する目処が立ってから辞めるならともかく、ギリギリの人数しかいないのにいきなり辞められるのは保育園側からすると非常に困ります。

「年度途中では辞めない」という暗黙の了解がある

保育士をやっていると分かると思いますが、この業界では年度途中で辞めるのはご法度といった空気がありますよね。

諸々迷惑が掛かるというのはもちろんなんですが、それ以前に何となく「辞めちゃいけない」という雰囲気があるから辞められないということもあると思います。

この暗黙のルールを破って辞めると、周りから

  • 途中で仕事を投げ出した
  • 責任感が無い、無責任
  • 非常識

といったレッテルを貼られる恐れがあります。

園長に辞めさせてもらえない

今はどこの保育園も人手不足です。そのためそもそも辞めること自体がそう簡単にはいきません。今年度で辞めたいと言ってもなかなか許可が下りないのに、年度途中で急に辞めるなんて言えば高確率で引き止めにあいます。

「何とか考え直してみてくれない?」
「不満があるなら言って?改善するから」
「もう少し頑張って欲しい」

なんて上手く言いくるめられて、なかなか辞められないということはよくあります。

酷い場合だと話し掛けてものらりくらりとかわされて退職話を持ち掛ける隙を与えてくれなかったり、辞めたいと言った途端に「無責任だ!」と罵られてこちらに非があるような言い方をされて、退職させてもらえないどころか次の日から冷たい態度を取られたりすることもあります。

保育士としての責任感

保育園に迷惑がかかる、辞めさせてくれないといったことだけじゃなく、保育士としての責任感から辞められないという気持ちももちろんあると思います。

せっかく自分を慕ってくれている子供達を投げ出して自分の都合で辞めるというのは、子供達に申し訳がないから辞められないという保育士さんも多いでしょう。

「園のやり方や同僚の保育士には本当に嫌気がさしたけれど、子供達には罪はないし可愛い子供達と離れるのは辛い…」

という想いから年度途中での退職を思いとどまるケースは少なくないです。

年度末まで待てない!今すぐ辞めたい

年度途中での退職にはこのように様々な障害があります。

なので、本当であれば退職するのは3月まで待って、年度末に退職というのが一番理想的です。その際はもちろん2週間前などギリギリで申し出るのではなくて、数ヶ月~半年前くらいから退職の意思を伝えなくてはいけません。

年度末での退職なら保育士としての職務は一応果たせますし、周りから批判されることもそう無いと思います。それに引き止められたとしても退職までの日程に余裕があるので説得する時間も確保できます。

しかし、実際にはもう年度末まで待てないというほど一刻も早く辞めたいと思うこともありますよね。

保護者との関係、保育園の方針への不満、保育士同士の人間関係など、保育士の悩みの種はたくさんあります。ただでさえ激務なのに、忙しさの他に悩みまであればストレスは相当なものになります。

  • 出勤しようとしても体が動かない
  • 夜眠れない、朝起きれない
  • 仕事の事を考えると具合が悪くなる
  • ストレスでじんましんが出た
  • うつの症状が出てきている

など、仕事を辞めたいという悩みはあらゆる形で身体・心にあらわれてきます。これらを放置すればいつか取り返しのつかない事態にもなりかねません。

本当に辞めたい、本当にもう無理だと思った時には、周りへの迷惑・責任感・罪悪感といった感情はかなぐり捨てて、多少強引にでも辞める勇気も必要になってくると思います。それが自分を守る唯一の手段となるかもしれないからです。

もしあなたが仕事へのストレスで身体を壊したとしても、周りの人は誰も助けてくれません。同情はしてくれても責任はとってくれません。

周りへの迷惑や責任感ばかりに気をとられず、時には自分自身の心配もしてあげてください。

無理に働き続けるのは本当に最良の選択?

それでもどうしても途中では辞められない、自分自身がそれを許さないという方は、限界を超えて年度末まで頑張るのも自由です。

しかしそうやって頑張りすぎて、身体を壊したりうつ病になったりする保育士さんも少なくないです。

ただそうなってしまったら保育士としても働けなくなるので、結局途中で休職・退職しなくてはいけなくなります。

それって年度途中で辞めるのと結果的には同じことになりませんか?

自分の努力次第で改善できることなら出来る限りの努力をすればいいのですが、自分だけでは解決できない問題というのもどうしても出てきます。他人は変えられません。

ですから限界を超えるまで頑張るというのは時には頑張る方向が間違っている可能性があります。一度体制を整えて、違う環境で頑張る方が正しい場合だってあるんです。

責任感の強い人ほど「自分が頑張らなくちゃダメだ」と思い込みがちですが、仕事というのは意外とどうにでもなるもので、誰かが抜けても何とかやっていけるものです。

確かにいなくなったら周りは非常に困るかもしれないけれど、何だかんだで少ない人数で回したり、新しい人を入れたりして慣れないながらも新しい環境に順応していきます。

もしあなた一人がいなくなったことで閉園に追い込まれてしまったとしても、それはあなた一人にそれほどの負担を強いてきた園が悪いんです。そんな園はどの道いつか無くなっていたでしょう。

それに、あなたにとっては最悪な環境でも、他の保育士にとっては最高の環境であることだってあります。

例えばあなたが保育士同士で他の保育士の悪口を言ったりするのがすごく嫌いだとしたら、そこかしこで悪口が蔓延しているような園は最悪な環境と言えますよね。

無駄話をせず必要な連絡事項とちょっとした雑談だけ、またはあたりさわりのない話だけでほのぼのと過ごせる環境なら快適に過ごせるでしょう。

しかし悪口とまではいかなくても仕事の愚痴を仲間同士でしゃべるのが好きというタイプもいますから、そういう人にとっては保育士同士愚痴を言って盛り上がれる環境は楽しいと感じるかもしれません。

そしてそういう人は人のうわさ話や悪口を一切言わない静かな環境をむしろ苦痛に感じますから、つまり理想の環境は真逆ということになります。

それならば無理に自分に合わない環境で働くよりも、自分に合った環境を選んだ方が良いですよね。今いる保育園にはその保育園に合った人が来ればいいんです。

嫌々働き続けて暗い顔をしながら子供達に接するよりは、自分が伸び伸びと働ける環境にいた方が保育にも良いと思いませんか?

年度途中で辞める場合の辞め方と求人の探し方

このように、必ずしも我慢して働き続けることが一番良い選択とは限らないのです。年度途中であっても退職すべきと思ったら思い切って行動に移しましょう。

退職の意向を伝えるのは早ければ早い程良いのですが、半年前から辞めると決めて半年後まで我慢できる人は最初から年度末まで頑張れると思います。

年度途中で辞めたいと思うのは、引っ越しや結婚・妊娠など急に辞めなければいけない事情ができた人か、もう我慢の限界まで達してしまった人ですよね。

ですので主任や園長に言うのはどうしてもギリギリになってしまうかもしれませんが、それでも最低でも1ヶ月前には伝えましょう。できれば2~3ヶ月前ですね。

1~2週間前に急に辞めるというのはさすがに非常識ですし園にも多大な迷惑が掛かりますから、よほどの事がない限りは避けましょう。別の保育園に転職する際にも影響が出てしまうかもしれません。

そして何とか退職できたとして、次に心配なのが転職先ですね。辞めた後いつまでも無職のままでいる訳にもいかないので、辞めると決意した方は次の職場についても考えていると思います。

次も保育士として保育園や保育所などで働いたいと思っている場合、年度途中から働ける保育士求人を探さなくてはいけませんね。

保育士求人は4月スタートのものが圧倒的に多いですが、実は8月、1月など年度途中からスタートの求人も結構あるんです。

それは同じように年度途中で辞める保育士がそれなりにいるということもありますが、他にも増員のためだったり、あとはオープニングスタッフの募集も結構あるからです。夏や秋にオープンする保育園もありますからね。

ですから年度途中で辞めても求人が見つからなくて困るという心配はしなくても大丈夫でしょう。

ただし募集情報はこまめにチェックする必要があるので、求人探しには転職サイトを利用するのが便利です。

  • 保育士バンク!
  • 保育ひろば

こうした保育士専門の転職支援サイトなら常時保育士求人を豊富に扱っていますし、コンサルタントが条件に合った求人を紹介してくれます。

仕事をしながらでも利用できるので自分で求人を探す手間も省け、とても便利です。面接日の調整や条件交渉なども代わりにしてもらえます。

無料で利用できるので、保育士転職をお考えの際はぜひチェックしてみてください。

どうしても辛いなら年度途中の転職も検討してみて

年度途中で辞められないということでお悩みの保育士さんは多いと思いますが、今回ご紹介したとおり年度途中で辞めることはできますし絶対ダメということでもありません。

この先も保育士の仕事を長く続けていきたいのであれば、無理がたたって仕事の継続が難しくなるような事態になるよりは、多少強引にでも別の保育園に転職して心身の健康を優先する方が長い目で見れば良いのかもしれません。

実際に保育士の仕事が嫌いになりかけた人も違う園に転職することで改めてこの仕事を好きになることもありますし、環境を変えることは重要です。

年度末まで頑張って続けて新しい年度から別の保育園に移るというのは保育士の転職の流れとしてベストですが、もしそれが難しそうということであれば、無理をしないで年度途中で辞めるということも検討してみてくださいね。