シニア保育士

保育士は何歳まで働ける?


保育士って若い人が多いイメージがあるけど…

保育士として働き始めたとしたら、何歳まで働けるんだろう?ということが気になりますよね。

保育士も他の仕事と同じように、定年は60歳、もしくは65歳までです。

ただ保育士といえば若い女性が多いイメージがあるので、「20代が中心なのかな、だとしたら30歳以降は働きにくくなるのかな」と不安に思うのではないでしょうか。

これから保育士を目指す方、そして今現在保育士として活躍していて、将来について不安に思ってきた方。保育士の仕事は何歳くらいまで続けられるのでしょうか。

保育士は20代のうちに辞める人が多い?

保育士は保育系の大学や専門学校を卒業してから就職する人が多いですから、早くて20歳~22歳くらいから働き始めます。

大学を卒業して新卒で就職してから3年以内に離職する人は全体の3割と言われますが、保育士も1~3年くらいで退職する人は多いですね。25歳以内に退職する人が結構います。

退職の理由は、

  • 思ったより大変だった
  • 給料が低すぎて辛い
  • 激務すぎて耐えられない
  • 子供が嫌いになった
  • 職場の人間関係が悪い
  • 職場でいじめられた

など様々です。退職した後は別の保育園へ転職する人もいますが、保育士を辞めて異業種転職する人も多いです。

そして20代中盤くらいになると結婚や妊娠を機に辞める人が一気に増えてきます。男性は結婚を理由に退職する人は少ないですが、女性が多い保育士の世界ではよくある退職理由です。

また28歳、29歳あたりになると結婚・出産による退職に加え、将来への不安から退職する人も増えます。給料はいつまで経っても上がらない、貯金も出来ないとなると、この先どうなっちゃうんだろうと不安にもなりますよね。

異業種に転職するなら20代のうちが勝負と考えて、30代になる前に思い切って転職する人が増えるのでしょう。

このように、20代のうちにかなりの人数の保育士が仕事を辞めていきます。だから保育士は若い人が多くて年配の人が少ないイメージがあるんですね。

保育士の仕事と家庭を両立できるかが問題

しかし、もちろんみんな20代で辞めるいなくなる訳ではなく、30歳を過ぎても保育の現場でバリバリ働いている人もたくさんいます。

ただ30代以降も保育士として働き続けるには、いくつかの問題をクリアする必要があります。

まずは家庭との両立です。独身女性なら問題ないですが、結婚して家庭を持っている方だと家事や育児もこなさなくてはいけませんよね。

保育士の仕事は激務で残業も多いので、家庭との両立が難しいんです。子供が小さいうちは急な熱や病気などで仕事を休んだり遅刻・早退しなくてはいけないことも多くなりますが、保育園で働いているとそれが難しいんです。

どうして難しいのかというと、単に人が足りなくて回らないから休めないという理由もありますが、頻繁に欠勤や遅刻早退するのは周りの同僚達からの目が気になるという理由もあるんですよね。

確かに迷惑を掛けてしまうので嫌な顔をされても仕方がないのかもしれませんが、女性が多い職場だとそういった不満が陰口や嫌がらせという形であらわれる事も多く、時にはそれが原因でイジメに発展することもあります。

「お互い様だしね」とお互いフォローしあえる雰囲気ならいいんですが、残念ながらそうじゃない職場の方が多いのではないでしょうか。

こうした事情があるので、保育士は育児や家庭との両立がしやすい仕事とは言えません。だから結婚を機に退職したり、出産した後も職場復帰しない人が多いんですね。

ただ、時間や働き方に融通が利くパートであれば家庭との両立もしやすくなります。結婚後にパートに切り替えて仕事を続ける保育士さんもいます。

それに保育園側、そして夫や両親など家族の協力があれば、正社員のままでも仕事と家庭を両立させることも不可能ではありません。

自分が働く保育園に子供を預けて働くママ保育士もいますから、努力次第では子供ができてからも保育士の仕事を続けることはできます。

歳をとったら保育士の仕事は体力的に厳しい?

保育士の仕事を長く続けられるのか考えてみた際、一番心配なのが体力面の問題ではないでしょうか。

若いうちは体力があるので子供と一緒に走り回ることもできるし、子供を抱っこするのも平気です。ですがこれが40歳、50歳になったら…。

正直今でも体力的に辛いと思っているのに、今よりもっと歳を取ったら保育士として働くのはもう無理なんじゃないかなと思ってしまいますよね。

確かに歳を取ると体は衰え、腰が痛い、肩が痛い、腕が上がらない、小さい文字が見えないなど、色々な症状があらわれてきます。20代の頃と同じようにキビキビと行動するのは難しくなってくるでしょう。

しかし、40代になってからも20代の頃と同じ動きをする必要はありません。これまで保育士として経験を積んできたのなら、子供との接し方も関しても色々なテクニックが身に付いているはずです。

世の中には親が亡くなったり失踪したりして、祖父・祖母に育てられる子供もいますよね。大変ですが、おばあちゃんになってからだって子供を育てることはできるんです。

もちろん一人の子供を育てるのと何十人もの子供の面倒を見る保育士と一緒にはできませんが、それでも「おばあちゃんにはおばあちゃんなりの子育て法」があるように、一緒に走り回ったり頻繁に抱っこするだけが保育ではないはずです。

40代、50代の保育士にはベテラン保育士ならではの役割があるでしょうし、若い保育士には無い魅力もあります。体力的に難しい事は周りの若手保育士に手伝ってもらえばいいんです。

実際に今だって40代以降の保育士さんも現場で活躍しているんですから、結局のところ何とかなるという事です。だから今のうちからそこまで心配しなくても大丈夫だと思います。

それに、いつまでも現場で働き続けるとも限りません。長年保育士として働いていれば、そのうち主任や園長といったポストに就く可能性もあります。

そうした管理職の仕事ならデスクワークが中心となるため、体力的にはだいぶ楽になります。それであれば定年まで働くことも十分にできそうですよね。

保育士の仕事はこの先も長く続けられる!

結論を言うと、保育士の仕事は歳をとってからも続けられます。

職場によっては結婚した段階で一度退職しなくてはいけなくなるかもしれませんが、保育士は30代以降でも復職しやすい仕事です。そのため子育てが一段落してから復帰してもいいでしょう。

また体力の問題は年齢に合わせた保育の方法を実践することで乗り切ることが出来ると思います。それでもキツければパートにして勤務時間を減らして働くこともできます。

若い保育士が多い中でベテラン保育士は保育の現場で重宝されますから、40歳、50歳を過ぎてからも活躍の場はあります。

結局、自分自身が無理だと思ったら続けられないし、ずっと続けたい、頑張りたいと思っていれば働く環境はあるということです。長く続けられるかは自分次第ですね。

ですから保育の仕事が好きで長年続けていきたいと思っているのであれば、「定年まで働くのは無理なのかな?」と心配するのではなく、「定年まで働くためにはどうしたらいいんだろう?」ということを考えてみてください。

若いうちに頑張って身に付けたスキルは将来きっと役立ちます。保育の世界で長く活躍していくためにも、今できることを思いきり頑張ってみてはいかがでしょうか。