無職の女性

無職・ニートから保育士を目指す


無職・ニートから保育士になりたい

今から保育士を目指したいという人の中には、現在無職・ニート状態にあるという人もいるでしょう。

就活中の無職なら就職に焦っていると思います。特に何社も受けてるのに不採用が続いていてなかなか就職先が決まらない場合はより焦る気持ちが強くなっているでしょう。お金の問題もありますしね。

そうした中でこれから保育士に就職を考えたということは、きっと保育士の人材不足が関係しているのではないでしょうか。「人手不足の保育士なら就職先が見つかるかも」という考えです。

ニートから脱出したいと考えている人も同じ考えかもしれませんね。人材不足の業界は就職先として狙い目ですから、就職に不利なニートでも就職できるかもと思ったのではないでしょうか。

あとは純粋に保育士の仕事に対して魅力を感じたという人ももちろんいると思います。昔から子供が好きだったとか、どうせ働くならやりがいがあって楽しく働ける仕事がいいなと思ってのことかもしれません。

このように保育士を志望する動機は人それぞれだと思いますが、では無職やニートから保育士に就職することは可能なのでしょうか。

保育士は未経験でも採用されやすい?

すでに新卒ではない無職・ニートは、中途採用の求人に応募して就職する事になります。

通常、中途採用では即戦力が求められるためこれまでの職歴・経験・スキルが重要になります。そうなると必然的に経験者の方が有利になり、未経験者は不利になります。

そのため未経験の仕事にチャレンジする場合、未経験でも採用してもらえそうかどうかは非常に重要なポイントとなりますね。経験者じゃないと通用しない業界だとしたら、経験無しの無職やニートから就職するのは不可能になってしまうからです。

しかし保育士の場合は都市部や人口の多い地域を中心にどこの保育園も人材不足で困っている状況ですから、業務未経験でも歓迎という求人はいくらでも見つかります。

ということで、とりあえず未経験だからといって就職できない心配はなさそうです。

保育士になる必須条件とは

ただし、未経験から保育士を目指すなら必ず知っておかなくてはいけないことがあります。それは保育士は資格が必須の仕事ということです。

先ほど言った「業務未経験でも歓迎」というのは、あくまで有資格者に限られます。つまり資格は持っているけど実際に保育士として働いた事はない、実務未経験者のことを言っているんですね。

なので無職やニートだからといって経験不足で就職できないという心配はしなくても大丈夫ですが、就職したいなら必ず保育士資格は取得しなくてはいけません。

今から保育士を目指すなら、就活の前に資格取得することが先決という訳ですね。

無職・ニートから保育士資格を取得する方法と注意点

保育士資格の取得方法は2通りあります。

  • 指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校)を卒業する
  • 国家試験に合格する

このどちらかの方法で取得を目指すことになります。

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保育士になる方法

仕事をしていない無職の場合、時間だけはたっぷりありますから勉強時間はたくさんとれます。資格を取得するには最適な環境とも言えます。

ただしお金はないのであまり費用は掛けられませんし、生活費の問題もあるのでなるべく短い期間で取得したいところです。それにあまり長期間になってしまうとその分空白期間も長くなってしまうので、無職としてはそれも避けたいですよね。

なので無職・ニートで保育士資格を取得するなら、通信講座や独学で勉強して保育士試験を受験する方法の方がいいのではないでしょうか。

ただ、20代前半で年齢的にまだ余裕のある人や、貯金がたくさんあって学費の心配はないという人であれば、短大や専門学校に通うのもいいと思います。その方が時間とお金は掛かるものの確実だし、たくさんの知識を身に付けられる・実習を受けられるといったメリットもあります。

ご自身の年齢・経済状況などを考慮し、最適な方法で資格取得を目指してみてください。

そしてもし保育士試験を受験して資格取得を目指す場合、注意したいのが受験資格です。

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保育士試験の受験資格

無職、ニートには高卒の人が多いと思いますが、高卒の場合は大卒や短大卒の人と違い、児童福祉施設での実務経験が必要になります。また中卒でも受けることは出来ますが、中卒の場合は高卒よりさらに長い実務経験が求められます。

詳しくは上記の記事で説明しているので、受験を検討する場合はご覧になってみてください。

ハードだけどやりがいもある保育士の仕事

保育士の仕事ははっきり言ってハードです。

それは子供を抱っこする、走り回るといった体力的なこともそうですし、仕事量が多く持ち帰り残業の機会が多い、そして保護者や同僚の保育士さんとの人間関係が大変という意味でもあります。

そのハードさゆえに、せっかく保育士になったのに嫌になって異業種転職する人も少なくありません。

ですからしばらく働いていなかった無職やニートの人が保育士として働くのであれば、それ相応の覚悟は必要でしょう。「子供が好き」「保育の仕事がしたい」という強い気持ちが無いと続かないかもしれません。

とはいえ無職から就職した場合わざわざ時間を掛けて資格を取得している訳ですし、それに無職期間の辛さを経験しているので、辞めてまた無職やニートに逆戻りする事を考えたら簡単には辞められないとも思います。

大変な分やりがいも多い仕事ですので、辛い時期を乗り越えたらきっと楽しくなってくると思いますよ。

それに、保育士は結婚して歳をとってからでも復帰しやすい仕事でもあります。育児経験のある保育士は保護者からの信頼も厚く重宝されます。自身の子育て経験を活かして働けるんです。

この先長く働けると思えば、今のうちに頑張って資格を取るのも良い選択と言えるのではないでしょうか。子育てが落ち着いてから保育士資格取得を目指す主婦も結構いますしね。

ちなみに保育士といえば給料が安いとよく言われていますが、無職やニートから就職を目指す人の場合はあまり高給与にこだわることは少ないんじゃないかなと思いますので、そういった意味でも保育士はおすすめかもしれません。

給料が低いといっても平均年収は300万前後です。フリーターや無職からの就職先で多い飲食・販売・事務などの仕事も大体同じくらいですので、飛びぬけて低いということはありません。

保育士の場合、「国家資格の割には」「ハードな仕事の割には」給料が少ないと感じる人が多いという事なんでしょう。

無職やニートなんて無収入ですから、それに比べたら手取り12万~15万くらいでも問題ないという人が大半なんじゃないでしょうか。とりあえずは就職できるだけで充分ですよね。

もしやっぱり給料が低すぎると思ったら経験を積んでから別の保育園に転職してもいいし、保育園じゃなくても企業や病院内にある保育所といった働き先もあります。それに今後は国による保育士の処遇改善の動きも期待できるのではないでしょうか。

保育士になるには「子供が好き」という事が最も重要になりますが、その気持ちがあって保育士の仕事が気になるのであれば、ぜひ就職を検討してみてはいかがでしょうか。