異業種からの転職

未経験で保育士転職は難しい?


保育士は未経験でも働ける?

最近はニュースでも特集を組んだりして保育現場の現状を伝えていますから、今深刻な保育士不足に陥っていて保育士のニーズが高まっているという事は、これまで保育とは無関係の世界にいた人達にも広まってきましたね。

そのため「じゃあ今から保育士を目指してみようかな」と異業種からの転職を検討し始めた方もいると思います。

しかしこれまで保育とは全く関係のない仕事をしてきたのであれば、異業種である保育士は未経験の仕事となりますよね。

中途採用の場合、職種によっては未経験での転職は難しい場合もあります。

では、保育士は未経験からでも転職できるのでしょうか。

保育士就職に絶対必要な条件

まず、保育士として働くには絶対にクリアしなければいけない条件があります。それは保育士資格を取得する事です。

保育士資格は保育士に必須の資格で、これを持っていなければ保育士として働くことができません。

保育補助という形であれば無資格でも働けますが、そちらはパートやバイトが主となります。

ですからいくら人手不足とはいっても、無資格の人を保育士として正社員で雇う保育園はありません。保育士として就職したいのであれば、最低限保育士資格は取得しましょう。

保育士資格の取得方法は2通りあり、

  • 指定保育士養成施設に通う
  • 保育士試験を受験する

のどちらかとなります。

保育士資格の取得方法や受験資格については、以下の記事で詳しく解説しています。

社会人から保育士を目指す場合は保育士試験を受験する方法をとる人が多いですが、保育士資格は数週間~1ヶ月勉強しただけで簡単に取得できるような資格ではありません。(それくらいの勉強期間で取得してしまう人もいますが)

ですから資格取得の手間も含めると、保育士は未経験から簡単に転職できる仕事ではないという事が言えますね。

資格さえあれば保育士就職は難しくない

ただ、保育士資格を取得するまではちょっと大変かもしれませんが、逆に保育士資格さえ取得してしまえば未経験でも就職はそう難しくありません。

人材不足の仕事というのはとにかく人手が欲しいため、採用のハードルが低くなる傾向があります。ですから保育士の場合も資格さえ持っていれば、実際に現場で働いた事はない業務未経験の人でも採用してくれる保育園はたくさんあります。

それに今は新たに保育士を目指す人のサポートだけでなく、潜在保育士(保育士の資格を持っているけど保育士として働いていない人)の復職支援が積極的に行われていますから、未経験で保育士を目指す人にとって就職しやすい環境が整っています。

あちこちで就職フェアや研修会・セミナーが行われているので、そうしたサポートを積極的に活用してみるといいでしょう。数日間の実習が組み込まれた研修もあるので、就職する前に現場の雰囲気を味わうこともできますよ。

つまり、0の状態から保育士を目指すのは資格取得のハードルがあるので簡単ではないですが、資格取得さえしてしまえば未経験でも就職しやすいという事ですね。

ですからこれから異業種から保育士を目指そうかとお考えの方は、まずは資格取得を目指しましょう。

30代、40代でも未経験から保育士転職できる?

異業種から保育士への転職を検討している方の中には、30代以降の方もいらっしゃると思います。

そんな方は、「20代での異業種転職ならまだしも、30歳を過ぎてから全くの未経験で保育士転職するのは難しいんじゃないかな」と不安に思っているのではないでしょうか。

しかし、人手不足の今なら30代、40代の未経験者でも転職できます。

今潜在保育士の復職支援が活発に行われていますが、潜在保育士には30代以降の人もたくさん含まれていますし、その中には一度も保育士の経験がない、本当に資格を持っているだけの人もいます。

そして、そうした30代以上の業務未経験の潜在保育士でも採用してくれる保育園はあります。

これにはもちろん人材不足が大きな理由としてありますが、ただそれだけではなく、30代以降ならではの強みがあるからでもあるんです。

例えば、30代を過ぎてから初めて保育士を目指す方の場合、これまでに保育士以外の仕事を経験してきています。事務の仕事を10年間続けてきたとか、営業や販売など色々な仕事をしてきたという人もいるでしょう。

そうした経験は保育士の現場でも役立てることができます。例えば接客スキルは保護者との円滑なコミュニケーションに活かせますし、事務職の経験は意外と事務作業の多い保育士の業務に活かせますね。

新卒で保育園に入ってきた保育士は一般企業での勤務経験がないので、ベテラン保育士でも意外と基本的なところが抜けていたりするんですよね。ですから社会人として働いてきた経験は重宝されることも多いんです。

また結婚してお子さんがいる方の場合、自身も子育てを経験しています。そうした経験も保育士の仕事に役立てることができます。

若手の保育士だと学校で保育の知識は学んでいても実際の子育ての経験はありませんし、結婚後に退職する保育士が多いので子持ちの保育士自体そう多くないんですよね。

保護者の中には子育て経験のある保育士の方が安心感があるという人もいますから、そうしたニーズに応えるべく子育て経験ありの保育士を積極的に採用している保育園もあるでしょう。

このように例え業務未経験であっても、30代、40代の保育士には20代の若手保育士にはないメリットがあります。なので年齢を気にして保育士への転職をためらっているのなら、ぜひ30代以降であってもチャレンジしていただきたいですね。